苫前町農業協同組合

とままえのお米

苫前の土地で、クリーンで「安心・安全」との思いから、恵まれた自然条件を生かし生産者と共においしいお米づくりに取り組んでいます。

お米の種類(生産しているお米の品種)

ななつぼし

とままえのお米の約70%が「ななつぼし」です。
甘み、ツヤがある最高においしいお米で、タンパク値が低く、とままえの気候に合った品種です。
白さ・ツヤ・粘り・冷めてからの食味も良く、とままえのお米のエースとして、大変喜ばれています。

ななつぼしとは?
「ななつぼし」は今後の本道の稲作生産を担う重要な品種として作られた品種です。北海道立中央農業試験場で育成され、平成13年に奨励品種として採用され、北海道の代表品種である「あきほ」と「ひとめぼれ」系統をかけあわせた、食味と収量性のバランスに優れた北海道の奨励品種です。

名前の由来
名前は「北の空に輝く北斗七星」をイメージしてつけられました。

どんな品種?
「ななつぼし」は「きらら397」と同じ中生の早の品種で、耐倒伏性、いもち病抵抗性が「きらら397」にわずかに劣るも、耐冷性は優れ、収量性は同じかやや高い品種です。白米のアミロース含有率、タンパク含有率は「きらら397」「ほしのゆめ」よりやや低く、「味」「粘り」「柔らかさ」等で両品種を上回る新品種です。

ななつぼしの品質特性


ゆめぴりか

とままえのお米の約30%が「ゆめぴりか」です。
白さ、ツヤ、粘りいずれも胸を張ることができるできばえです。

ゆめぴりかとは?
数多の試行錯誤の結果、コシヒカリやあきたこまちなどの「美味しさ」を特徴とするお米を何度となく交配し、圧倒的な美味しさを持つゆめぴりかが誕生しました。

名前の由来
その北海道の念願である「日本一の美味しいお米」という「ゆめ」と、アイヌ語で美しいと言う意味を持つ「ぴりか」を合わせて「ゆめぴりか」と名付けられました。

どんな品種?
ゆめぴりかは、このアミロース含有率が他のお米よりも低く、強い粘り気を持つのが特徴です。強い粘り気を持ち、冷めても美味しいお米です。また、タンパク質の含有量も比較的低く柔らかいと言う特徴もあります。ですのでゆめぴりかは、炊き上がりにツヤがあり柔らかくて美味しいお米といえます。

ゆめぴりかの品質特性


おぼろづき

低アミロースで粘りが強く甘みもあります。食味試験では「コシヒカリ」に近い評価が得られてます。

おぼろづきとは?
「おぼろづき」は平成15年に農林登録された、ご飯に粘りがあって、食味も良く、これまでの北海道にはなかった適期的な食味を実現した新品種です。「コシヒカリ」に近い食味を実現していると言われています。

名前の由来
名前は低アミロース米でごくうすく白濁する特性があることから、「かすんだ月」をイメージしてつけられました。

どんな品種?
炊飯米の食味総合評価は「ほしのゆめ」に優っていて、粘りや柔らかさは「ほしのゆめ」と「あやひめ」の中間程度と言われています。玄米の外観品質は「あやひめ」「ほしのゆめ」並の中上で、白米のアミロース含有率は約14%で、「あやひめ」よりやや高く、「ほしのゆめ」より低くなっています。


お米の品質特性

とままえのお米の品質特性

ななつぼし

品種特性
品種名 ななつぼし 系統名 空育163号
採用年次 2001 交配組み合わせ (ひとめぼれ×空系90242A)F1
×空育150号(あきほ)
特性 長所
  1. 「ほしのゆめ」並の良食味
  2. 穂ばらみ期耐冷性が強い
  3. 収量性がやや高い
短所
  1. 耐倒伏性が劣る
  2. いもち病抵抗性が不十分
  3. 割籾がやや多い
水稲奨励品種特性表(上川農業試験場 1999年~2001年)
形質品質
ゆめぴりか
出穂期の早晩性 中早
成熟期の早晩性 中早
出穂期(月・日) 7月26日
成熟期(月・日) 9月12日
稈長(cm) 69.5
穂長(cm) 16.4
穂数(本/m2) 772
一穂籾数(粒) 45.0
割籾歩合(%) 47.7
玄米重(kg/a) 64.1
玄米重標準比(%) 100
玄米千粒重(g) 21.9
芒の多少・長短 少・短
耐倒伏性 中~やや強
障害型耐冷性
葉いもち病耐病性 やや弱
穂いもち病耐病性 やや弱
玄米・品質 中上
食味 上下

ゆめぴりか

品種特性
品種名 ゆめぴりか 系統名 上育453号
採用年次 2001 交配組み合わせ 札系96118 1)/上育427号 2)
特性 長所
  1. アミロース含有率が適度に低く、極良食味である
  2. 収量性が対照品種に比べ高い
  3. 割籾がやや少ない
短所
  1. 耐冷性が対照品種に比べやや劣る
  2. 耐倒伏性がやや劣る
  3. いもち病抵抗性が不十分である
水稲奨励品種特性表(上川農業試験場 平成17~19年(中苗移植標肥))
形質品質
ゆめぴりか
出穂期の早晩性 中早
成熟期の早晩性 中早
出穂期(月・日) 7月25日
成熟期(月・日) 9月13日
稈長(cm) 65
穂長(cm) 16.5
穂数(本/m2) 760
一穂籾数(粒) 38.7
割籾歩合(%) 37.6
玄米重(kg/a) 62.8
玄米重標準比(%) 108
玄米千粒重(g) 22.2
芒の多少・長短 少・短
耐倒伏性 やや強
障害型耐冷性 やや強
葉いもち病耐病性 やや弱
穂いもち病耐病性 やや弱~中
玄米・品質 3.7
食味 上中

お米ができるまで

とままえのお米ができるまで

苫前町で作付けされている品種や、学校、町教育委員会と協力して行っている学社融合事業を参考にお米ができるまでを解説しています。
※苫前町農業協同組合青年部・苫前町教育委員会・町内小学校が協力し、毎年児童を対象に稲作体験を行っています。

3月

融雪剤散布
融雪剤散布

冬の間降り積もった雪を早く溶かすため融雪剤を撒いています。

4月

籾撒き
籾撒き

4月に入り融雪が始まると水稲のシーズンが始まります。まず、育苗マットに種籾を撒いているところです。一つの穴に3~5粒ほど入れ土を被せています。

育苗
育苗

育苗ハウスに種籾を撒いた育苗マットを敷き詰め、発芽を待ちます。このとき、温度管理や消毒、排水管理など丈夫な稲になるよう非常に気を使う時期でもあります。ここでは水をかけて発芽した芽についた土を落としている作業風景です。

田起し
田起し

田に肥料を撒き、トラクターで耕起を行います。稲の品種や土壌の状態によって肥料の量を決めています。

代掻き
代掻き

耕起作業が終わると、田に用水路から水を入れ、田を平らにします。ここまで終わるといよいよ田植えの準備が完了します。

5月

田植え
田植え

田植えは田植機を使い稲を植えていきます。※学社融合事業では手植えで稲を植えています。

6~8月

追肥、除草
追肥、除草

気候や稲の生育状況に合わせ、水や肥料を調整したり、雑草などを除去するなどして管理します。この時期は稲の一生で一番大切な時期です。

この時期の生育状況を確認するため、児童は稲の状況を農業者の方たち説明を受けながら観察しています。

9月

稲刈り
稲刈り

稲穂が色づき、収穫時期となりました。コンバインで稲の刈取作業が始まります。
※学社融合事業では鎌で刈取りを行っています。

刈り取りの終わった稲は町内のライスセンターとなどに搬入され乾燥調製が行われ、精米となり普段食べている白米となって食卓に上ります。

学社融合事業

子供たちの発表
発表

学社融合事業では、子供達の体験の発表会を行っています。
子供達が普段口にしているお米がどのように作られていて、またどれぐらい時間と手間をかけて作られているかを実際に体験できたようです。

米づくり体験に参加した児童の感想

  • 私は米づくり体験をやってみて思ったことは、全てが大変でかんたんだった仕事は一つもありませんでした。これからは農家の人たちが一生懸命作ったお米や野菜など残さずに、今回の体験を思い出しながら大切に食べたいと思います。
  • 僕のお父さんも、家でお米を作っていますが、こんなに大変なお仕事とは思っていませんでした。大きくなったら、毎日田んぼに出かけて遅くまでがんばっているお父さんやお母さんのお手伝いをしようと思いました。

お米が美味しい理由

とままえのお米が美味しい理由は?

給食にも出ています。

町内の小学校の給食にも出ています。

ななつぼし販売会

ななつぼし販売会の模様
(札幌市(株)ホクノー中央店様にて)

お米のおいしさの基準は、タンパク値

お米の味はご飯を口に入れて、噛んだときの粘り、硬さ、なめらかさなど(テクスチャーといいます)によって、その大部分が決まります。
このテクスチャーは、お米のほぼ80%を構成するデンプンとタンパク質に影響されます。
デンプン中のアミロースが含まれる割合が低く、タンパク質も低いとご飯が軟らかく粘ることから
「良い食感」と判断されます。

苫前町では、タンパク値が低いお米がたくさんつくられています。

今やとままえ米のエースとなった「ななつぼし」
なぜエースになれたかと言うと、タンパク値が他の品種より低いからです。
大産地の米どころとは違い、収穫量は少ないですが、苫前町は沢地帯での米づくりが盛んなため、極端な低温による被害が受けづらく、また、夏はすごし易い気候風土に恵まれています。

次に大切なのは、低タンパク米をつくる技術です。
田んぼに苗を植えてからの生育を早める技術が必要で、肥料のやり方は苗のそばに肥料をあげる(側条施肥)ための、田植機が苫前町では多く普及しています。また、健康な根や葉を維持するためのケイ酸資材など、農家の方々の愛情がたっぷり込められています。

タンパク値「6.8%」以下が、高品質米と言われてます。

「ななつぼし」で比較した場合、平成18年産の苫前町の平均は、「6.7%」 北海道平均「7.5%」より、大きく下回り、おいしいお米と言える訳です。
(北海道の平均は平成15年~平成17年までの公表値)


米飯普及戦士コメファイター

米飯普及戦士コメファイター

留萌畜農協米対策協議会と留萌支庁農業振興部農政課が協力し、留萌管内産米の知名度の向上と販売量の拡大を図ることのPR活動の一環として『米飯普及戦士コメファイター』が誕生しました。

米飯普及戦士コメファイター(留萌支庁農務課)のページへ


環境に優しい米づくり

環境に優しい米づくりへのチャレンジ

苫前町の農業者全体で取組んでいる、環境に優しい農業づくりの一環で、お米で使用する農薬の回数を削減する第1歩として、種籾で使用していた化学合成農薬をお湯を用いた消毒方法に切り替えました。

環境に優しいお米づくりへ!

3月上旬、まだ雪深い水稲種子処理センター
水稲種子処理センター

平成19年から試験的に環境保全型農業を始め、12月に北のクリーン農産物認証制度(Yes!claen)の登録を受けました。
平成20年産より、環境に優しい米づくりに向けて、本格的な実践が始まりました。
化学合成農薬の使用回数を削減するために、種子で使用していた化学合成農薬をお湯で殺菌する方法へ切替え、JA苫前町・JA南るもい・JAオロロンの3JAが共同して、苫前町に温湯殺菌消毒設備を整備しました。
この温湯消毒だと、種籾に対する化学合成農薬を控える他に、農薬使用の際に発生する「廃液処理」の必要がないため、自然環境に非常に優しい技術です。
まだ雪が深い3月の上旬から殺菌消毒作業がスタートするのでした。

温湯殺菌消毒がされるまで

ネット詰めは自動式です
ネット詰めは自動式です

1.種子は600kgの袋(フレコン)に詰められてJAへ届きます。そこで、生産者の手元に種子が届く時には、種まきの作業がし易いように5Kgづつネット袋に詰め換えます。
ネット袋に詰め替えする際、たくさんの品種を扱うので間違えを防ぐためにネット袋の色を変えたり、ネット袋の中に品種名やロット番号を記した防水紙を入れておきます。

2.いよいよ温湯消毒の開始です!
この機械は、(株)クボタさんのYS-1000EXと言う装置で、カゴに8袋(40kg)入れて、スィッチを押すと全自動で温湯消毒作業をしてくれる優れものです。
この装置は世界で初めて導入されたそうで、温度管理が難しい消毒方法を機械の力で簡単に作業ができました。まず、60度のお湯に種籾を10分間浸けます。その後、熱を冷ますのため15度の水に5分間浸けて消毒完成です。
今回3台導入した温湯消毒設備で1時間当り600kgの温湯処理が可能です!外は、まだ真冬ですが、処理設備は60度のお湯で種籾は露天風呂に浸かっている感じでした。

消毒装置を3台導入しました。
消毒装置
お湯から水も自動搬送です
お湯から水も自動搬送です

3.温湯消毒処理後、高速回転の脱水器で水分を飛ばし、温風式の乾燥機で約15%の水分へ乾燥させます。温湯消毒後の種籾は、無菌状態になっているので、取り扱いは慎重に行い、乾燥終了後は、紙袋に詰めて完成です!

脱水機で高速回転
脱水機で高速回転
25度温風で優しく乾かします
25度温風で優しく乾かします

ページの先頭へ